マルー・クインクエ【依頼主】・・・1

――研究所 「いらっしゃい、いさい」「博士、いらっしゃい」手を振ってやって来たいさいに笑顔で出迎えるジエヌとジンホウ。いさいはそのままジンホウと一緒に部屋の中へと入っていく コロン 「…おや、又それですか」「これで七個目だし」台の上に置いた物は渦状になった棘のある異物だ「場所はいつも変化界周辺…」「ああ。この前のアメも大変だったん…
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マルー・クインクエ【お手柄】・・・4

「れいりちゃん!」気絶し拘束された六人の前でれいりはしゃがんで待っていた「一丁さん、すみません。私どうしていいか分からなくて…」「気にしないでくれ、後はオレらがする……にしても」 〈マ…マルー!?〉 はっ 紐の代わりは六人が着ていた服をきつく縛りぐるぐる巻いてある。六人の姿は下着以外身に着けて無く寒そうだ「六人を畳みかけるとはやるの…
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マルー・クインクエ【お手柄】・・・3

二人と別れたれいりは、お弁当の店が並ぶ場所へと来ていた 弁当屋の前にある大きな公園。所狭しと植えられた木々の間を頭くらい大きな弁当を持つれいりは、良い場所が無いかと探している。場所が見つかると弁当袋を地面に広げお昼に入った「ソルムはこのままでいいの?」『人も通る故このままで』「そっか」ソルムの弁当を隣に置き、れいりは見栄えの良い出…
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マルー・クインクエ【お手柄】・・・2

「おお、いざない!! 調子はどうだ?」「…うす」「幹部会の話伝えますね」「ああ」全体派幹部集合室では一丁が明るくいざないを受け入れ早速ただおが定番の情報を話し出す とん 「ども」いざないの前に差し入れのドリンクがまいちによって置かれた「団長からです。どうぞ」次いで二人の兵にもドリンクが渡される。ペコとお辞儀し礼をする二人だが、オフィ…
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マルー・クインクエ【お手柄】・・・1

「車輌先で捕らえコープスとなった暗人は全て焼却、主犯である暗人“ミクロベ”は一層に到着後間もなく自害したとの事です」マルー幹部集合室。夫人がアメ事件後に関しての説明を事細かく話していた「後味が悪いのぉ…」「コルチ団に至っては全く情報は得られませんでしたが、戦人とコルチ団が繋がってると見て間違いありません」一丁、ただお、他幹部も眉を寄せ沈…
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マルー・クインクエ【仕上げ】・・・2

ジワ 「……」見本として取っていたアメが濁っていく「一斉に消えた?」地図が暗くなり不思議がる夫人「…おかち夫人、残り何名でした?」「五十七人でしたが…!」ジンホウが手にしたアメ袋を見て驚く「たった今これに法を掛けた暗が命令を変更しました」変色したアメはウゾウゾと袋の中で動き泥水が袋の中で潰れている様にも見える「残りの五十七人は間に合わ…
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マルー・クインクエ【仕上げ】・・・1

骨組みの棒がアーチ状になった眩しいくらい明るい建物内では、金髪の双子を中心に子供達がボール遊びをしていた「……何て…良い子達」決まった椅子に座っていたミクロベはじっと子供達を微笑ましく眺めている「あなた達は、永遠よ」瞬きせずに見続けたミクロベの瞳は子供達を写し、しっかりと体の奥に刻み込まれていく「あれ? ミクロベ」「どこ行ったんだろう?…
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マルー・クインクエ【執行】・・・10

――夜 「私がいますので休んで下さい」「仮眠後すぐ戻って来る」「はい」マルー入口、人員は引っ切りなしに動き回ったせいか疲労が見えていた「今は少ない。君達も仮眠を取ってきたまえ」「はい」医務員スタッフ数名が残り、他マルー人員は眠りにつくため寮へと帰っていく。その中にれいりもいた 「……」派長室の前を通ると扉隙間から明かりが漏れてい…
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マルー・クインクエ【執行】・・・9

マルー入口付近では情報を聞いた一般人が駆け付け、今か今かと自分の番が来るのを待っていた「すみませんっ 遅くなりました!!」「こうですさん、丁度良かった」れいりは深すぎた眠りから覚め急いでやって来る「人員整理は他の子達してるので、溜まったアメをグラウンドの方に持って行って下さい」「はい!」 〈必ず助かります、並んで下さい!〉 青ざめ震…
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マルー・クインクエ【執行】・・・8

――夜マルー入口に簡易で作られたテントが設けられ準備が整う「後は摂食者が来るだけです。こうですさんは休めるうちに休んで下さい」「はい」「医務長、私達も」「そうだな」解散となり、れいりは部屋へと戻る。途中、視聴室へと拠点を変えた部屋から明りが零れていた為足を止めた 〈配布してた者は全て一般人でした〉〈やはりそうですか〉〈製造元も各地で請…
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マルー・クインクエ【執行】・・・7

――十五分後「しんど…」「………」やっと部屋に入れる事が出来たが、いざないは床に手を付けぐったり。その隣でのの子は丸まって抵抗の意思表示をし睨みながら威嚇している「いざない君、彼女の好きな物は?」「……」顔を上げるとジンホウの意味ありげなニコニコ顔。それ以上は何も言ってないが『物で釣れば?』と促す雰囲気が容易に理解出来た「のの子、盛大軒…
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マルー・クインクエ【執行】・・・6

「うん。じゃ、シミュレートしてみるね♥」簡単に説明を受けた後、ディックはその辺の道具を用いて仮実験を始めた パアァ 透明な板を挟み向こう側にはアメの皿、手前側には何もない皿を用意し、こちら側にアメが移動出来るか法を放つ シ…ン 「…動きが無いですね」「あれ? 法がかかってるのかな? だとムリかも」移動しないアメに不思議がる「確か…
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マルー・クインクエ【執行】・・・5

「ほのをさんは」「リーダーは外出してましたので回収と捕獲にあたっています」一丁達がいなくなった後、集合室にいたたさいも出て行き一般人員の指示へと街へ向かう。室内には夫人、派長、T、いざない、るうりんの五人になっていた「大丈夫だそうです」「では、お入り下さい」「あんたか」部屋に入ってきた二人。ジンホウの他、見覚えがあったいざないは意外そう…
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マルー・クインクエ【執行】・・・4

『マルー人員に緊急通告です』非常用スクリーンがマルー館内の至る所で出現し、夫人の姿が大きく映し出される『こちらの食品から体に甚大な害を及ぼす毒物が検出されました』夫人が掲げた袋に見覚えのあるマルー人員の一部がざわめき出す『食べた者はマルーでそのまま待機、食べてない人員は総出で街へ回収、配布者を確保して下さい。急を要します、すぐ向かって下…
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マルー・クインクエ【執行】・・・3

「戦人返還後にマルーに所属した人員は全て入内禁止とし自宅待機して貰ってます」視聴室には夫人と派長、他全体派幹部の姿がある。夫人が手元を操作するとスクリーンにコープスとなった人員が映し出された「ムジニなる人物の出所を調べてますが、恐らく手掛かり無しで終わる事でしょう」机の上に両手を支え厳しい口調で話す夫人「他の幹部には伏せています。いざな…
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マルー・クインクエ【執行】・・・2

(あ―――いいもん見れた♥ 久しぶりに寝れそうな気がする) 一休み上機嫌のいざないは鼻歌交じりで通路を歩いていた 「あっ いざないいた♥」 「ディック! お前まだあっちだろっ」軽い足取りで寄ってくるディックに二人の兵は急いで距離を取る「あのね、一層に探し行く事なったから時々しかこっち来られなくなっちゃう」「!」 「――て事は、ほの…
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マルー・クインクエ【執行】・・・1

狭い建物の間を緩慢な足取りで歩く女がいた。だぼついた服装をし髪を後ろに結い上げ三つ編みにしている ヴォン 突き当たりに行き着いた女は壁に手を押し当てると、吸い込まれる様に何処かへ消え去った テニスコート四つくらいの中央に十歳未満と見受けられる子供が五人、他に青年とみられる人物が二人いる。周囲は柔らかな陽が差し子供達を取り囲…
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マルー・クインクエ【小話&憂悶】・・・2

時間が空いたいざないは、仮眠しようと部屋へ向かって歩いていた。本当は寮に行きたかったが、一定の距離を保ち二人の兵がぴったり付いてくるので仕方無く来賓用の部屋へ来ているらしい(あいつら、こっちいんのか…)部屋が異様に騒がしい事を知り、又々疲労フラグが立った事にげんなり カチャ 諦めて扉を開ける「お待たせ♥」部屋の中央では期待に胸膨らま…
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マルー・クインクエ【小話&憂悶】・・・1

「ちーっす」カチャ 数日後、呼ばれたいざないが派長室の扉を開け室内へ「くるまさん、久しぶりっすね」「あ…ああ。元気そうだな、いざない」「うす」部屋の中央には夫人直属三隊長の一人『くるま にば』が戸惑い気味に立っていた「あの二人はどうだ?」(Tもいんのか)「今んとこ空気だ。問題起こしてはいねーな」 起きて欲しーが。そして起きたらすぐ解雇…
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マルー・クインクエ【新人】・・・4

――次の日 カチャ 「ソルム、おはよう!」「御意」部屋から出て来たれいりは、いつもいるのが当たり前になってきたソルムに挨拶する(…あの二人、ソルムみたいにずっといたのかな……?)昨日と同じ場所で立っていた二人の兵士に目が行き小走りに駆け寄った 「こうです れいりと言います、よろしくお願いします。何か困った事があったら私の出来る範囲…
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