テーマ:マルー・クインクエ

マルー・クインクエ【発明界へ行こう】・・・5

「していざない、お前はどう見た?」 〈はぁ…〉 〈ガリさん、ゆっくり行きましょう〉 「俺の予想だと、あんだけ綺麗に消えたって事は実験が成功したって見ていいっすね」 ともかく関境へ歩き出す四人。 後方ではガリが肩を落とし大きく溜息。ジナエがフォローに当たっている 「人体実験か……アーパレーションか?」 「そうかもしれ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【発明界へ行こう】・・・4

「ふん!!」 メキッ ベキベキ! 「よいしょ」 何事も無かったかのように棚を破り立ち上がるどしやと一丁 「筋トレには丁度良いですとっ」 ドガン ガラガラ ドンッ 足場を確保しようと家具を隅にぶん投げる 「ガリさん…」 ガクガク 「足の踏み場も無くなったです………」 倒れた器材の隙間からどしや達を眺め真っ青なジナエとガリ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【発明界へ行こう】・・・3

一棟全てが研究所であるが、主として使っていただろう部屋に五人は通される。 その部屋は所狭しと物に溢れるもロッカーや棚にきっちりと収められ綺麗に整頓されていた 「しかし、こう…研究所なる所を見るとつむりがチクチクしてきますと」 「オレらは付き添いみたいなもんだしの」 脳筋二人は邪魔にならない様隅で待機している 「こう言う時は目の…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【発明界へ行こう】・・・2

鉛筆型建造物が所狭しと立ち並ぶ主要都市ルミアへと来た五人は受付で手続きをしていた 「お話は伺ってます。衛兵が来るまでお待ち下さい」 カチャカチャと入力する事務的な受付を済ませ、一丁達は側のスペースで待機する 「衛兵付きとは用心深いのぉ」 「付こうが付くまいが大体の予想はついてるっすよ」 ウィーン 入り口が開きやって来…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【発明界へ行こう】・・・1

「某っ 仕事したいですと――――!!!」 必死な形相で風切り派[つちの どしや]が土下座し懇願していた 「あたくしとお得意様回るのも立派な仕事ですのぉよー♥♥」 「お嬢様! 殿方の服を掴むなんてはしたない!!」 「そんな事してないわ。ばあや」 ぱっ どしやの後ろでは服を掴み引っ張るまりもの姿。 ばあやに注意されすぐその手を放…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【動き出すクインクエ】・・・9

「いた!!」 大きい頭! 「ねぇねぇねぇねぇ、発見発見大発見なの!!!」 こっち来て!! マルーへ向け歩いている時、急に現れた双子にびっくり。 驚く暇もなく双子に担がれコンビ派の部屋へと連行された 「これこれこの写真!!」 バンと机に置かれた経済関連の情報誌には〔アスイ教授とそのご家族〕と言う題名で写真が載っていた …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【動き出すクインクエ】・・・8

「ただいまー…あれ?」 講習から帰って来たれいりは玄関先から漂う匂いに何だろうなと台所へ向かう 「ユキちゃん? 何か作ってるの?」 「あ、お帰りなさい」 さっ れいりが来た事に気付きさりげなく服の中に何かをしまい込むが背中を向けていた為にれいりは気付かない 「甘い匂い…何だろ?」 ジャム? ソース? 「煮詰めすぎて失敗したん…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【動き出すクインクエ】・・・7

「………」 カチャ 「先手取られたな、おかち」 「…………」 発明世界との話が終わりパイプに持ち替えると統者は笑ってるが、夫人は考え込んでいる 「これでマルーはそいつの件に関して自由に行動出来る」 「メレ・ゲレフ、全世界に指名手配だ」 「は」 机の上に載っていたゲレフの写真を近衛に渡し指示 「では先程の件は…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【動き出すクインクエ】・・・6

マルー館内にある執務室。モニター画面には『羽マモノ イクナ山』と書かれた文字があり、夫人は両手で両腕をきっちり掴んで睨めっこしていた 「………」 「おかちちゃん、入道君から何か来た?」 「いいえ。この連絡以外は来ていません」 背後から不安げに尋ねる派長 「入道が調べていた“メレ ゲレフ”、細菌・微生物の研究者であり発明界の重役…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【動き出すクインクエ】・・・5

「……」 れいりの玄関先に大きな袋二つと箱詰めされた食料五個がてんこ盛りになり置かれていた 〈失礼しまーす〉 「はーい」 (意外と気使ってくれてる……) 良い人達だ れいりがマルーから帰って来た頃みち、あやからの荷物が届き、れいりは配達者との対応をしていた 「お姉さん?」 「あ、君にあの双子さんから贈り物だよ」 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【動き出すクインクエ】・・・4

『守銭奴がいない間、私らで色々調べるし、今後の事も考えておくから。お願いね!!』 「……」 『必要な物があったら言って!』 長方形を二つ重ねた感じの石の建物(れいりの自宅)を前に双子が言った言葉を思い出しつつ子供の手を取り帰って来たれいりがいる (無事分かるといいけど…) 一週間で 帯中には双子から貰ったワイロ五枚がしっかり収…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【動き出すクインクエ】・・・3

「うちらだけだと気緩む―――、たまにはいいね。こー言うの」 「いつも緩んでる気がするのですが…」 仕事が終わりお風呂上がりのさっぱりミヨシが開放感に満たされルンルンしていたが、一緒に歩くイソネが突っ込んでいる。 その後ろでは髪を上に束ねたれいりが用意された寝間着を整えるのに一生懸命だ 「ラッキー☆ いたよ!!」 大きい頭!!…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【動き出すクインクエ】・・・2

場所が変わり廃墟が立ち並ぶ荒野の一角で、固唾を呑み様子を窺っているマルー三隊長の一人『くもま 入道(にゅうどう)』がいた ギギ…ギ…ギ……ギ 「ああ よしよし、良い子だ」 「……」 ひやりとした汗が流れ落ち入道は緊張している。 速やかに懐から連絡機器を取り出すと文字を入力し始めた。 ふいに指先が止まり目の前に…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【動き出すクインクエ】・・・1

ゴオオオオオオオ 「…正気か?」 「絶対死ぬぞ」 場所は分からない―――深き地より昇り上がる“風”を目の前に準備運動をするいさいの姿があった。 いさいの側にはカジュアル軽装の背の高い男が見守り、その遥か後ろの方で二人の門番が柵を間に挟み不安そうに様子を窺っている 「なぁーに、助太刀いらねーし。んじゃ、ちょっくらいっ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【濃艶派に来た理由】・・・9

バラバラバラバラ… 数時間後、三機の航空機がやって来てコンテナを豪快に持ち上げると轟音と共に混溶界へ飛び去って行った。 一緒にマント人も乗り込み去って行く バラバラバラバラ 「これでしばらくはドコウチイに悩まされなくなったな」 変化を解除したミオカは肩に手を置きホッと一息。他の警備隊もミオカに倣い去って行く航空機を見送…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【濃艶派に来た理由】・・・8

「潰さないうちはまだ毒性は薄いです」 「現地の奴か?」 「はい」 イソネはドコウチイを掴んでるマント人に躊躇する 「でも毒を放ってる事は間違いないですし、触れただけで毒に侵され皮膚が爛れます…ですので早くドコウチイを放された方が…」 「確かに焼けてるな」 言われて放すとマント人の手のひらは赤く腫れ痛々しくなっていた 「ま」…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【濃艶派に来た理由】・・・7

「中々使える素材だな」 「!?」 イソネが到着しかけた頃コンテナの上に立つマントで覆った人物が目に留まった。 その人物は変化界向けに体全体をマント等で包み顔もはっきり見えず、もの珍しげに吸われていくドコウチイを見つめている。 コルチ団は一斉にその人物を見つけると一人が上に登りマントの人物に襲い掛かった 「何だテメーは!!」…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【濃艶派に来た理由】・・・6

「どれくらいの数ですか!!」 口元を布で覆ったイソネが四人いる警備隊の所へとやって来た 「1633匹いるな!」 「そんなにっ!」 鳥化した一人が数を数え、他の警備隊は口に布をあてがい松明を作っている。 全身変化でオオカミになっている一人が松明を一人一人に手渡した 「松明を持て!! くれぐれも“肝”を潰すなよ! 行くぞ!!」 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【濃艶派に来た理由】・・・5

case2 『イソネ、お前は行くべしか?』 十一人の中央にはのの子の姿。 のの子達は待機してあった船に乗り行ってしまう 変化界の集落の一つ、自然を利用し大木の上には所々に家が設置してある。 そこの一軒家に住むイソネは毎日の日課である火起こしをしていた。 イソネの身なりは今とは違いあちこち傷んだ布きれを着、…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【濃艶派に来た理由】・・・4

「どしやさん!!」 「来たか、こやつらを任せたと」 「オス!!」 同じ派の風切り隊が到着した頃には、コルチ団は全員目を丸くし纏められ縛られていた 「流石です!! どしやさん!!!」 「否、これは貴人の協力があればこそと!!」 感嘆する風切り隊を制し、どしやは説明をしにまりもの所へ行く 「ご婦人! 貴女の様な方がマルーにいて…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【濃艶派に来た理由】・・・3

銃から出た大量の煙が消える頃、あちこちにいたコルチ団は真っ青になり体が動けずにいた 「あたくしの周りの人もカベありますよぅ。撃つと跳ねちゃいますがよろしいです?」 「もう撃ってますお嬢様」 ようやく菓子と口が離れ足を前に伸ばし、とても上品な笑顔でまりもは笑っている。 コルチ団が動けずにいた原因は撃った弾が全て反射しコルチ団を通り…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【濃艶派に来た理由】・・・2

「要求は金だ金!! 後は車二台だ!!!」 コルチ団の一人が備え付けの通信機でマルーへ交渉しては罵声を発している 「いいか、十分以内に待って来ねえと人質がどうなっても知らねーぞ!!」 ガチャン! ―――連絡を絶ち数分後 〈マルーは何してるんだ?〉 ボソ 〈交渉通りしてくれないのか…?〉 数分経っても動きの無…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【濃艶派に来た理由】・・・1

case1 マヌイ近郊に富裕層が集まる立派な屋敷が数十軒建っていた。 その中のより大きく豪華な建物の居間にソノ・るうりん・たさいの三人が主人と対面し座っている 「これこれこういう事で、かんこ家の力をマルーにお貸し頂きたい!! 入って頂けたあかつきには我ら同様幹部として招く所存であります!!」 真ん中に座っていたソノがテーブル…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【導かれし法則】・・・9

ウィーン (さーてと、早く家帰ろ♪) ウキウキ 生鮮店から大量の野菜が入った袋を両手で持ち、機嫌が戻ったれいりは小躍りしながら陽気に出て来た ギョッ だが喜々としてたのは一瞬だった。 れいりが人の気配を感じ振り向いたそこには、階段をゆっくり昇ってくる先程衝突したいざないが来たからである。 いざないもれいりが目の前…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【導かれし法則】・・・8

「また会おう」 横向きにれいりを見、颯爽と人混みの中へと消えていく 「は…はい……!」 れいりはジンホウの一つ一つの動きに見惚れ、見えなくなるまで固まったままだった 「また……」 ぽ~~ バッ バッ パンパン! (わ…私ってば凄い物を貰ったのでは…) 腰元の帯にメモ紙を素早く入れて入った事を確認。 れいりの帯…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【導かれし法則】・・・7

「……」 (…気のせいかな……?) いない… いさいとジンホウが今までいた場所をそーっと覗き周りを見渡している。 誰もいない事を知るとれいりは落胆しハァと溜息しながら財布の中身を確認しだす (―――だよね~~~……ジンホウさんは発明世界の人だし、そう簡単にこっちいる訳ないかぁ) 「晩ご飯の材料買って帰ろ…」 えーと、残りのお金…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【導かれし法則】・・・6

「ホレ 警戒されて髪になったぞ」 「……」 路地裏にある休憩所に二人の男がいる。 人通りも少なく二人しか見受けられない為か街の賑やかさが音楽の様に聞こえる程静かな場所だ。 座っていた男が紙袋を受け取りアタッシュケースに厳重にしまい込む 「無いよりは、と言う感じですか。ありがとうございます」 苦笑し立っている男に礼。 立って…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【導かれし法則】・・・5

「…まぁ私達もショッピング楽しみますか」 「…何も持って来てないよ!!」 「少しなら貸しますよ」 「ありがとう……」 ミヨシが小さくなるまで見送ってた二人。ショッピングするとは聞いてなかったれいりが焦りイソネの一声で安心すると二人も街へと歩き出す。 三人が入った調理器具売り場では、イソネとミヨシは試食、れいりは調理器具を眺めて…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【導かれし法則】・・・4

「私が疑問視したのは“私・れいりさん・ともしびさん”の三名だけの採血と言う事です。 何故その三人に焦点を合わせたのか」 健診が終わりパグを肩に乗せたるうりんと夫人が歩きながら会話している。二人とも難しそうな顔をし表情が硬い 「Tからの漏洩で無いのは確かです。おそらく任務先であなた方をキャッチした可能性があります」 「…ではその場…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マルー・クインクエ【導かれし法則】・・・3

「あっ あたくし腹痛がぁ~~~~~」 「お嬢様 行きますよ!!」 数年に一度行われるマルー人員の健康診断が公的会場で行われていた。 入り口は出入りするマルー人員でごったがえしており、泣きそうな顔で家に帰ろうとするまりもをばあやが手を引っ張り中へ連れて行こうとしている 「こうですさん」 一通り受ける事を終え、外に出ようと…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more